足るを知るを知る

40オーバーのおっさんの足るを知るための記録。身の丈にあったファッション、音楽、カルチャーを紹介してくブログです。

今更ながらアマゾンプライムで観た「カリートの道」が素晴らしかった

お疲れ様です。

アマゾンプライムビデオ、最近続々と見たい映画が追加されてきてうれしい限りです。 通勤中に見まくってます。

米amazonではプライム月額制、プライムビデオのみのプランも 登場したようです。

https://www.gizmodo.jp/2016/04/amazon_prime_plan.html

この流れでどんどん新しい映画が追加されていくことを願います。

さて昨日、稀代の名優アルパチーノ出演、ブライアン・デ・パルマ監督の「カリートの道」を今更ながら見ました

かつて街を牛耳り麻薬の帝王として君臨したカリートが刑務所から帰って来て見たものは、以前には闇の世界にもあった仁義やルールが時の流れと共に姿を消し、今や殺伐とした雰囲気に変貌していた街の姿だった。今度帰ってきたら待っていてくれた恋人との純粋な愛に生きようと思っていた彼は、そんな街からは出ていくことを心に決めていたが、彼にはどうしても返さなければいけない1つの“借り”があった……。

同じくアルパチーノ出演、ブライアン・デ・パルマ監督の「スカ―フェイス」もプライムで見て、どちらも甲乙つけがたいですが、僕はぼくはどっちかというと 「カリートの道」の方が好きだなあ。

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アルパチーノの声が良い

本編中、映画はカリート(アルパチーノ)の一人称形式で進みますが、その時のアルパチーノのセリフ、声がよい。 出所後、せっかく足を洗おうとするカリートに対して悪い奴らがいろいろお願いをしていきます。義理固いカリートは「借りを返す」と言って 彼らの悪事に少しだけ手助けしてしまい、なかなか抜け出せない。そんな悲哀がカリートのセリフとして語られます。「結局自業自得じゃね?」 と思うかもしれませんが、本当の男ってそういうもんだよなと思わせてくれます。もし自分だったらとっとと街を抜けだしてバハマへ逃げちゃいますが。

ショーンペンが凄い

カリート曰く「借り」がある悪徳弁護士をショーンペンが演じてます。役作りの為に前髪をに抜いたとか何とか。最初ショーンペンだとは思わず、その変貌ぶりにびっくりしました ショーンペンいいですねえ。この人大好きです。見るからに悪そうじゃないですか。「デッドマンウォーキング」の迫真の演技をみてすっかり虜になりました この弁護士へ「借り」を返したせいで、カリートは衝撃の結末を迎えてしまいます。本当どうしょうもない弁護士です。この人も自業自得の結末を迎えますが。

ラストで鳥肌が立つ

ラストネタばれしちゃいます。。カリートが死ぬ間際、自身の生きざまを回想します。最後にふと壁に掛けられたパラダイスのポスターを観る、それが彼が夢見たパラダイス(バハマ)の夕闇で踊るカリートの彼女に変わっていきます。その前後ピアノが流れる。曲はビリープレストンの「You Are So Beautiful」 ここで僕は鳥肌が立ちました。もうこの最後のシーンだけでご飯何杯でも食べれます(嘘)いやーすばらしい

まとめ

内容的にはよくある(のか)展開なのですが、キャストが素晴らしい。70年代のすだんだ街から必死に抜けだそうとするカリートの悲哀 が良く出ている。そしてなんといってもラストシーン。

評価:★★★★★

五つとさせていただきました。

まあ名作なんでみんな観ていると思いますが、まだの人は是非プライムに入って観ましょう。